園のご紹介
自分らしく
希望をもって
しなやかに
生きられる人に!
そのために…
子どもが子どもらしく生きられる
のびのびとした空間
ゆったりとした時間
共に生きる仲間がいる場所を
保証したいと考えています
今、改めて「遊び」の重要性がクローズアップされています。
当園は、開園当時からずっと、子どもが主体的に遊び、生活することを大切にしていました。
※「主体的」とは、自分の意志や判断によって行動することです
それは、子どもたちが自由で能動的な遊びや、主体的な生活の中で、あらゆることを学んで吸収し、それらを心と頭と体の栄養とし、しっかりとした人間の根を張ることができる、と考えているからです。
子どもたちが将来生きていく中で、特に大切な好奇心や向上心、やる気、がんばる力、自己抑制や自己主張、他者と協調・共存する力など、いわゆる「非認知能力」は、目に見えるものではありません。
しかし、それらの心の育ちこそ、今の子どもたちが将来直面するであろうグローバルな社会を「生きる力」となるでしょう。
のぞみ幼稚園では、子ども達の心と体の育ちが豊かになるように、8つの要素を核として保育しています。
保育理念・方針
子どもが中心
好きなことに没頭する時間は、子どもの成長にとって必要不可欠です。
遊びでも学びでも、好きなことをとことん深めていった経験が、学びに向かう集中力にもつながり、真の自信にもなります。
園の大きな活動も、年長児が中心となって進めています。
自分たちで考え、やりきった達成感は、子どもを大きく成長させ、自主性をも育みます。
ですから、大人が指示や命令をして、大人の都合で子どもを動かすことはしていません。
子どもが園生活の中心ではありますが、全て子どもの言いなりになっているわけではありません。
必要なことや、子どもの安全に関わることについては、保育者が一定のルールを教え、守りながら園生活を送っています。
遊びや生活から学ぶ
子どもにとって遊びとは、絶対の自由と創造の世界です。
子どもは遊びを通して、遊びを作りだすことや、友達と協力することの楽しさ、言葉のやりとりや数や文字など、様々な知識を身につけていきます。
大人の指示や命令に従うことが中心の生活や遊び方をしていると、人から言われたことしかできない大人になってしまうかもしれません。
子どもの自発的な遊びは、子ども達の脳をいきいきとさせ、人とのコミュニケーション能力、意欲、行動力、責任感といった、人間の核となる資質を養います。
そのために、子どもたちが楽しみながら、十分に遊べる時間や空間を保証します。
じょうぶな体をつくる
広い園庭やホールで、それぞれに好きな遊びを楽しみます。各年齢に合わせた遊びを保育者から誘い、ルールの
ある遊びや、少し難しいことにも励ましながら挑戦する機会もあります。
鬼ごっこやドッジボール、リレーなど、体を使った遊びを遊びこむことで、必要な体力も楽しみながら身につけます。
人間の脳と神経の発達は、6歳頃までに成人の90%に達するという研究結果があり、幼児期における「運動」の重要性は言うまでもありません。
嫌々やらされたことは身につかないと言われていますが、子どもが楽しいと思いながら経験したことは、心や体や脳の発達をスムーズに促します。
大きなクラスになると、幼稚園の畑や一駅離れたへいわ幼稚園に歩いて出かけるなど、歩く機会も設けています。
また、暑い夏には思いきり泥んこ遊びやプール遊びをし、寒い日には鬼ごっこで汗をかく姿も見られます。
考える力を養う
生活や遊びの中で、例えば友達とうまくいかないことがあった時、保育者は子どもがどうしたいのかという思い
は聞きますが、すぐに「~しなさい」と指示を出したり、答えを与えたりしません。
子どもたちが思いを伝え合えるよう見守りながら、自分たちで解決する過程を支えます。
自分とは違う考えの人と意見をすり合わせながら遊んだり、互いに気持ちよく生活するために話し合い考えることで、より良い世界を自分たちで築いていく力が養われます。
自分で考え解決に向かうためには、自分の意見を言う、他の人の考えも聞くことが必要であり、将来どんな人とでもうまくやっていく力につながると考えます。
その前に、自分の気持ちや考えを、周囲の大人に充分聞いてもらった、という経験が土台になります。
友達関係だけでなく、みんなでする活動では、大きな子ども達はクラスみんなで話し合い、時には意見をぶつかり合わせながらも進めていきます。
考えることは、人のことや物事を理解する力を育てます。
自然から学ぶ
当園では、お芋や色々な野菜を苗から植え、子どもたちが汗をかきながら育て、収穫し、いただくという経験をします。
園庭にも食べられる果樹や遊びに使える植物が植えられています。
虫を捕まえたり、育てる経験もします。
一生懸命に図鑑で調べながら育てても、虫が死んでしまうこともあります。
しかし、それらのことを通して、今ある命の尊さを知り、大切にする気持ちも育まれます。
また、季節感のある遊びも取り入れ、自然に触れながらその変化を感じることは、自然への好奇心や探求心にもつながります。
さらには、私たちの暮らすこの地球も大切にしようという大きな視野で考え、めぐりめぐって、子どもたちの未来の環境も良くなるようにと願っています。
豊かな感性を育む
子ども達には物事に対して外面的な理解にとどまらず、見えないことにも目を向けて欲しいと思っています。ですから、子どもの「なんでだろう」「どうして?」という思いを大切にしています。
礼拝で聖書のお話を聞いたり、誰かのためにお祈りすることで、思いやりの心や人や物を大切にしようという気持ちが自然と育まれまれています。
また、絵本の読み聞かせも毎日しています。
良質な絵本にたくさんふれることで、想像力が養われ、登場人物になりきった子どもたちは、楽しい感情も悲しい感情も疑似体験し、それが人の心を知る体験として心に残ります。
それだけでなく、絵本体験が豊かな子どもほど、語彙力や言葉の使い方が育つとも言われています。
その他、年齢や季節に合った歌や賛美歌も歌い、日常的にわらべうた遊びやリズム遊び、手遊びやダンスなども行っています。
共に生きる
当園は、どのクラスの部屋でも遊んでいいことになっています。
日常の遊びの中で、室内でも園庭でも自然と色々な年齢の子どもが混ざり合います。
一緒に遊びながら、異年齢の友達との付き合い方を学びます。
また、障がいの有無に関わらず、一人ひとりは異なった存在であり、互いの特徴を理解し合いながら生活します。
集団生活では、自分勝手にしているとうまくいかない経験もたくさんしますが、それらを通して、していいこと悪いことがわかるようになり、人と共存する術を学びます。
当園の保育者は、自分のことを「先生はね…」とは言いません。
それは。子どもたちとはいつも対等な関係であり、互いに育ち合う者という立場でいるからです。
全ての子どもと保育者が仲間として生き、一緒に生活を作り上げています。
愛の心を育む
愛は愛されることによって育ちます。
全ての土台は十分な愛情を受けることです。
そこから人を信頼し、安心して次のステップへと進んでいきます。
キリスト教保育は、自分も他の人も神様に愛されていることを知り、神様がそのように私たちを愛して下さったのだから、私たちも互いに愛し合おう、という考え方を基礎とした教育です。
礼拝や絵本を通して、聖書のお話を聞いている子どもたちは、純真な心でそのことを感じ、受け止めます。
神様から一人ひとりが違った存在として認められた尊い子どもたち。
私たち保育者も、何かができるから良いと認めるのではなく、無条件にありのままの一人ひとりを認め、愛情をもって接することで、子どもたちが安心して過ごせるよう関わっています。
そして、愛情深く育てながら、子どもたちが愛をもって平和を創り出す人になって欲しいと願っています。
モンテッソーリ教育
当園では、上記の保育理念を主としながら、モンテッソーリ教育も保育の中に取り入れています。
子ども達はみんな「こんなことができるようになりたいな」「じぶんでやりたい!」という思いを持っています。子ども達が自分で活動を選び、集中できる環境を用意し、保育者は子どもが自ら伸びようとする力を信じ、尊重しながら、手助けします。
幼稚園型 認定こども園とは
幼稚園と保育所の役割を備え、保護者の働き方に関わらず利用できる3歳以上の子どもが通える施設です。
保育時間と休園日
早朝保育:7:30~9:00(2号児)
保育:9:00~14:00(水曜 ~13:00)
預かり保育: 14:00~17:00
延長保育: 17:00~18:30(2号児)
【休園日】 土曜、日曜、祝日
夏期、冬期、春期には、長期休暇期間があります。
※長期休暇期間中は、2号認定児及び就労等やむを得ない事情の方のみ預かり保育をうけることができます。
(長期休暇期間中、お盆、年末年始、その他園の定めた休園日があります)
★預かり保育については【預かり保育】をご覧下さい。
通園方法
通園バスはありません。でも、ないからこそ、あるものがあります。
おうちの方と毎日お会いできるので、お子さんの小さな変化や成長について、一緒に喜んだり、相談し合うことができます。登降園を共にしながら、おうちの方も一緒に幼稚園生活を楽しんでいただけたらと思っています。
昼食
昼食について、1号認定児は毎日お弁当か週2回給食を選択できます。
2号認定児は、毎日給食か、週2回給食か、毎日お弁当か選択できます。
服装
制服は無く、服装は自由です。そのため、毎日の登降園時、制服の着脱などに子どもの貴重な時間を取られることも無く、すぐに遊びだすことができます。
★当園が通園バスや、制服をもたないことの理由については、【よくあるご質問】をご覧下さい。
課外保育
【体操教室】
毎週水曜日 13:15~14:15
希望者は、専門講師による体操指導を受けられます。
※ただし、年少児は秋頃からの入会となる予定です。
のぞみ幼稚園の沿革
本園は1971年に、姉妹園へいわ幼稚園はその翌年にキリスト教保育を土台とした幼稚園として開園しました。
旧園舎老朽化のため、2003年には新園舎になり、開放的で耐震性に優れた安全な環境で保育しています。
学校法人信愛学園という名称は、
「神を信じ 互いに愛し合う者となることこそ真の希望である」と考え、幼児が真の「のぞみ」に生きる者となるようにと祈り、願ってつけられました。
キリスト教保育は、神さまから一人一人が人格を与えられ、一人一人が違った存在として認められ、自分も他の人も,神さまに愛されていることを知り、良き隣人として生活できるように、生活の全てを通して伝えていくことです。
信愛学園理事長 兼 のぞみ幼稚園園長
安田 重実